トランプ陣営は6日、フロリダ州パームビーチで開催されたファンド・レイジング・イベントで、5,000万ドル(約75.8億円)以上の寄付金を集めたと発表した。ビリオネアの投資家ジョン・ポールソン氏がホストを務めたイベントには、メラニア夫人も同席したが、ネットではその表情に注目が集まっている。
メラニア夫人はこの日、鮮やかなピンクのフラワープリントのワンピースで支持者の前に現れた。SNSに投稿された動画では、トランプ氏がスピーチをする隣で、わずかな笑みを浮かべつつも、厳しい表情で周囲を見渡すメラニア夫人が撮影されている。
ネットでは「メラニアは人質にとられているようだ。助けを必要としているなら、2回まばたきして」と身を案じる声や、「不自然な動きをしている。どこか痛いの?」「笑うことができないし、ぎこちない。深く息を吸い込んでいる、吐きそうになっているみたいだ」など夫人を心配する声が上がった。一方、「いつもながらワクワクしているようだ」など特に様子は変わらないといった指摘も。
ABCニュースによると、トランプ氏の選挙活動で、メラニア夫人が公の場に姿を現したのは3月以来。フロリダ州で行われた予備選挙の当日に、トランプ氏とともにパームビーチの投票所に足を運ぶ姿が捉えられている。
バイデン陣営の2倍
トランプ陣営が獲得した金額は、先日ニューヨークで開催されたバイデン大統領やオバマ氏、クリントン氏など歴代大統領によるファンド・レイジング・イベントの寄付金額を2倍近く上回る。バイデン陣営によると、マンハッタンで開催された同イベントで、2,600万ドルを調達した。
トランプ陣営の広報を務めるダニエル・アルバレス氏は声明で、「2,500万ドルを集めるのに3人の民主党大統領を要したが、1人の大統領、ドナルド・J・トランプは5000万ドル以上を募った」と発表した。
パームビーチのイベントには、100人以上の支持者が訪れた。トランプ氏はこの日、約45分間のスピーチを行い、減税や国境対策、エネルギーの自給、バイデン政権が掲げるEV義務化の撤回、イスラエルの保護などを約束したと伝えられている。
トランプ氏は会食後、大統領選に名乗りを挙げたヴィヴェク・ラマスワミ氏やティム・スコット上院議員、ノースダコダ州のダグ・バーガム知事、マイケル・ワットリー共和党全国委員会委員長、ララ・トランプ氏を紹介したという。