ニューヨークのロックフェラーセンターにある地下コンコースで、食料品からお土産、さらにはダイヤモンドの婚約指輪など多種多様な商品を販売する自販機コーナー「ザ・ベンド」(The Vend)が登場し、話題となっている。
このスペースを開発したのは、ロックフェラーセンターの所有者である大手不動産ティッシュマン・スパイヤー(Tishman Speyer)。観光客だけでなく、ビルのテナントの従業員が、早朝や深夜でも利用できるよう設置した。
食品は、サンドイッチやサラダから、トレンドのクッキードウやチョコレートなどの菓子類、ビーフジャーキやキムチ、デトックス飲料、エナジードリンクなどが揃う。驚くことに宇宙食まで販売している。
いざという時のため、靴下やベルト、ブルックスブラザーズのシャツも購入できる。
ギフトコーナーにはユニークな商品が並ぶ。ルース・ベイダー・ギンズバーグ(Ruth Bader Ginsburg)米最高裁判事のフィギュア(A2)、バルーンドギーの貯金箱、NESTの香水など。
Advertisement
中でも注目は、イエローゴールドのダイヤモンドリング。ブルックリンが拠点のフィッツジェラルド・ジュエリー(Fitzgerald Jewelry)の商品で、値段は800ドル(約8万6,000円)。
ロックフェラーセンターのマネージング・ディレクター、EBケリー氏は「(ルーフトップバーの)レインボー・ルームやアイスリンクなど、人気のロマンチックな場所がある。」と潜在的なニーズの可能性NYポストに語っているが、まだ購入者はいないようだ。