ニューヨーク市のデブラシオ市長は1日、今年の「メイシーズ独立記念日花火大会」に関して、通常に近い形式での開催を認める可能性を示した。
デブラシオ氏は会見で「物事は明らかに正しい方向に向かっている」と説明。開催方法は賢明な方法でなければならないとしつつ、「昨年の花火大会というよりは、例年実施してきたものに間違いなく近いものとなる」と述べた。詳細は近々発表されるという。
昨年の花火大会は、人々の密集を避けるため、事前に小規模な花火を各地区で打ち上げた。独立記念日当日は、エンパイアステートビルディングから花火をうちあげるとともに、これらの花火の様子を撮影した映像を編集したビデオを放送した。
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市保健局によると、同日の新型コロナウイルスの検査陽性率は0.83%で、パンデミックが始まってから最も低い数字を記録した。またニューヨーク州の発表では、ニューヨーク市内の死者数はゼロだった。
これまでのワクチン接種回数は約830万回に達している。デブラシオ氏は「ワクチンのパワーの証明だ」と住民の努力を称賛した。