7月5日にアマゾンの最高経営者を退く予定のジェフ・ベゾス(57)氏は、自身が設立したブルー・オリジンのロケット、ニュー・シェパードの初の有人飛行に搭乗する計画を明らかにした。
打ち上げは7月20日で、弟のマーク・ベゾス氏も同行する。ベゾス氏がインスタグラムに投稿した動画には、兄が最初のフライトに登場するとは思ってもみなかったと驚くマーク氏が、宇宙旅行の招待を受け、兄弟でしっかりと抱き合う様子が撮影されている。もう一名の参加者は、オークションによって決定される。これまで143カ国6,000人が入札に参加しており、現在の入札価格は約3億円まで上昇している。
マーク・ベゾスとは?
ジェフ・ベゾス氏には、5つ年下のマーク氏(53)のほかに、妹のクリスティーナ氏がいる。
リンクトインページによると、マーク氏は「複数のテクノロジー企業」の役員を務めるかたわら、ベゾス・ファミリー財団のディレクターに就任している。ニューヨーク市郊外のウエストチェスター郡で家族と暮らしている。
これまで未公開株式投資会社ハイポスト・キャピタルを共同設立したほか、ニューヨーク市の貧困緩和を目的とした非営利組織ロビンフッド財団のコミュ二ケーション部門のトップ、広告エージジェントBezos-Nathansonを共同設立し、最高経営責任者を務めた。
2016年のインタビューで、マーク氏はテキサス出身だと述べ、父親は石油業界で働いており、子供の頃はよく飛び回っていたと話している。ノルウェーの高校を卒業したという。
ニューヨーク市で暮らした後、ウェストチェスター郡のスカースデールに移り、妻のリサさんと出会った。ウエストチェスターでは、ボランティアの消防士を長らく務めた。