マンハッタンに体感型展望台「サミット・ワン・バンダービルト」(Summit One Vanderbilt)が、いよいよ今月21日にオープンする。

サミットは、地上427メートルの高層ビル「ワン・バンダービルト」の最上階に設けられた3フロアの展望施設で、総面積は約6000平方メートル。

同建物は、総工費33億ドルをかけて、昨年9月に完成した。オフィスビルとしてはニューヨーク市内で「ワン・ワールド・トレードセンター」に次ぐ高さ。

マンハッタンのスカイラインとアートが融合した「イマーシブな空間」は、これまでに体験したことのない感覚を楽しむことができる。

新たな展望台は、パンデミックからの復興の目玉として多くの観光客が訪れることが期待されている。ロックフェラセンターの「トップ・オブ・ザ・ロック」やハドソンヤードの「エッジ」よりもエンパイアステートビルやクライスラービルを間近に見ることができ、迫力も満点だ。期待を裏切らないアトラクションとなっている。

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「サミット」を体験!

入り口はマンハッタンの交通の要衝、グランドセントラルターミナルに直結。徒歩3分ほどで地下入場口に到着し、アクセスも抜群。

特別なジャーニーはすでにスタート。宇宙船のような廊下が非日常へといざなう。

©mashupNY

全面鏡張りの超高速エレベーターで、一気に77階の展望台へ。

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エレベーターを降りると、柔らかなブルーに包まれる。

回廊の先には、全面ミラー張りの部屋が現れ、息を飲むようなマンハッタンの景色が広がる。部屋中にビルや空、太陽が反射し空を歩くような浮遊感。
オスロとニューヨークが拠点の建築事務所スノヘッタ(Snøhetta)社が内装を手がけた。ケンゾー・デジタル(Kenzo Digital)による音響が、没入感を高める。

フレーム越しに見るマンハッタンの景色は、まさに一幅の絵画のよう。

部屋を進むと、よりディープな世界に。景色とアートが融合した空間が広がる。雲や水たまりのようなオブジェは、草間彌生氏の作品。

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大小シルバーカラーの風船が浮かぶインスタレーション「Air」。マンハッタンのスカイラインと浮遊するボールを背景に、これまでにないイマーシブな感覚を味わうことができる。

世界一絶景(?)の男子トイレ

ミラー!ミラー!ミラー!上階も一面鏡ばりで、雲がさらに近づき、まるで空の中を散歩しているよう。この世のものとは思えない景色が広がる。

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「LEVIATION」(浮遊)と名付けられた床ガラス。眼下にはミッドタウンの道路が走り、足がすくむ。

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没入するとお腹も空く。シェイクシャックやユニオンスクエアカフェで知られるダニー・メイヤー氏のカフェ「Après」。

いよいよクライマックスの屋外デッキ

さらに「サミット」の目玉、全面ガラス張りの屋外エレベーターでビルのてっぺんへ。

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とうとうマンハッタンの頂点に!

SUMMITのチケット料金は、大人39ドルから。営業日は木〜日。現在ウェブサイトで予約受付中。

写真では伝えきれない。続きは動画で↓

Summit One Vanderbilt」住所:45 E 42nd St, New York, NY 10017

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。