26日に行われた眞子さまと小室圭さんの結婚会見は、CBSニュースが「今年最も待望の生テレビ出演」と報じるなど、米国でも注目を集めた。
同局は2017年に2人が婚約を発表した後、圭さんの母親の元恋人からの借金問題が浮上したことで、話題が白熱したと述べ、「小室家の清廉潔白とはいえないイメージ」は、パンデミックによる混乱で事態が悪化するなど、結婚まで4年間の延期を余儀なくされたと説明した。
眞子さまの決意は「多くの同情と、少数派だが騒がしく熱心な保守派の激しい怒りを引き起こした」と報じた。
ポートランド州立大学の日本研究家で、現代の日本の皇室に関する著書を執筆している歴史学者のケン・ルオフ（Ken Ruoff）教授は、CBSニュースの取材に対し、今回の結婚を巡る日本国民の「心配ぶりは奇怪」とし、皇室外の問題によって過熱したと語っている。
ルオフ氏は「パンデミックや経済的不平等、長期間にわたる経済の停滞、中国の台頭など多くの日本人が不安を抱いている」と指摘。「それらの怒りは、残念なことにこの若いカップルに向けられた」と語った。
同局は記事で、過去に美智子さまが「心因性の失声症」と診断されたことや、雅子さまが「男系継承者を求めるプレッシャーで精神病を患った」こと、眞子さまが複雑性PTSDを公表したことを挙げ、皇室の女性に対する国民の不満や、ストレスに関連する病気は「事実上、職業上のハザード」と指摘した。
眞子さまは今後、圭さんが勤める法律事務所のあるニューヨークに住む予定だという。米国で2人は、プライバシーを求めて英王室を離脱し、カリフォルニア州に移住したヘンリー王子とメーガン妃と比較されることもある。
ただしルオフ氏は、眞子さまは「慎み深く、非常に管理されて育てられている」ため、彼らがNetflixと契約したり、オプラ・ウィンフリーのインタビューに登場することはなさそうだと推測している。「彼女はおそらく、きっぱりと姿を消すだろう」と語った。
