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「トランプは今も大統領」中学教師がトンデモ授業

カリフォルニア州ベンチュラにあるミドルスクールで、歴史の授業の最中、教師が、トランプ氏が今も大統領と説明するなど、生徒らに嘘を教えていたことがわかった。CBSニューヨークが伝えた。

問題が発覚したのは、生徒が携帯電話に録音した音声だった。

教師はこのほかにも、バイデン大統領の息子ハンター氏について「中国とウクライナとの取引で違法な金儲けをしている」と説明。さらに「彼のパソコンには児童ポルノの画像まである。実の姪とも性交渉をしている」と、8年性(中学2年生)の生徒らに向かって語りかけた。

ワクチンについても言及。「接種していないと、病院で出産しても赤ちゃんを返してくれない。これは権力の脅威だ」と主張。「市民は目を覚まして、政府が権力を持ちすぎてることに気がつかなければならない」と説教したという。

この授業があったのは10月18日。録音をした生徒の親、サラ・シリクラさんによると、この日、学校を終えた息子が車中で、「コロナワクチンは絶対受けない。どんなワクチンも一生受けない」と怒った様子で話し、「トランプがまだ大統領だって知ってた?」と問いかけたという。

シリクラさんは以前から、授業で不適切だと感じたら、電話で録音するよう息子に伝えていた。

授業は、親子関係にも悪影響を及ぼしている。息子は「先生の方がもっと知っている。彼女が正しい。パパは間違っている」と主張したという。シリクラさんは「息子はこの教師のおかげで、傷つき、親が信じられなくなった」と問題を明かしている。

学区側はCBSに、母親からの報告を受け、調査を実施したと説明。教師の話した内容は「容認できない」と回答した。また、シリクラさんは学区長から、この教師が、息子のクラスの授業の担当から外れたと説明を受けたという。

シリクラさんは同局の取材に、学校側の対応は不十分と指摘。一教師の意見を、教室で教えてはならないという今回の教訓を活かしてほしい、と話している。

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