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NY次期市長 西アフリカに「お祈り」旅行

来年からニューヨークの次期市長に就任するエリック・アダムス氏が29日夜、西アフリカのガーナに向けて出発したことが分かった。

アダムス氏の報道官は、WABCに対し、スピリチュアルなジャーニーで祈祷をするためだと渡航目的を明かしている。ワクチンを2回接種し、さらにブースターショットを受けたため、心配はないと語っているという。帰国は、8日を予定している。

現在世界各国では、南アフリカで検出された新たな変異株「オミクロン株」に対する警戒がたかまっている。
米政府は29日より、過去14日以内にアフリカ南部8カ国(南アフリカ、ボツワナ、ジンバブエ、ナミビア、レソト、エスワティニ、モザンビーク、マラウイ)に滞在した外国人の入国制限を開始した。

現職のデブラシオ市長は、「感情的かつ個人的、精神的に重要だ」として、アダムス氏の旅行に理解を示している。ワクチン接種済みであれば、旅行は問題ないと話した。

一方、SNSでは「ニューヨークには、山ほど教会があるだろ」「こうやって、ウィルスは拡散される」「今?一体何のために?」という疑問の声が寄せられている。

米国では1日、カリフォルニア州で初の感染者が確認された。ロイターによると、先月22日に南アフリカから帰国し、7日後に陽性反応が出たという。

ニューヨーク州でも、感染が拡大するのは時間の問題だとして、ホークル知事が非常事態宣言を出すなど警戒感を強めている。

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