大晦日に放送された特別番組で、CNNの司会者が酔っ払って、大暴れ。8年間の任期を終え、退任するビル・デブラシオ市長を罵倒する場面が話題となった。
「CNN’s New Year’s Eve Live」は、アンダーソン・クーパーとアンディ・コーエンが共同司会を務め、タイムズスクエアから生中継で、ゲストとトークを繰り広げながら新年を迎える番組。
冒頭では、100歳の誕生日を前に亡くなった女優ベティ・ホワイトさんに、テキーラで献杯した。
お酒が進んで、暴動気味となったアンディ・コーエンは、裏番組を放送中のABCのステージに向けて、「後ろでは、(司会者)ライアン・シークレストのルーザー集団が、パフォーマンスを行っている」「もしABCを見ていたら、何も見てないのと同じことだ」などと揶揄。
さらに、アーネル・ピネダがボーカリストを務めるバンド、ジャーニーを「スティーヴ・ペリーじゃなければ、ジャーニーではない!」「フェイク」「プロパガンダだ」などと連呼した。アンダーソン・クーパーは、しきりに「それは違う」と隣でフォローを入れている。
クライマックスは、カウントダウンを終え、大量の紙吹雪が舞う中、デブラシオ市長とファーストレディのシャーリーン・マクレイ氏がダンスをした瞬間。
アンディ・コーエンは、「ニューヨーク市長として最悪の4年間の後、ビクトリーラップのダンスをするブラシオを見ている。民主党と共和党が唯一合意できることは、彼がどれだけひどい市長だったかということだ」と罵り始めた。アンダーソン・クーパーは、苦笑いしながら引き止めようとするが、「サヨナラ、最悪野郎!」と手荒な言葉で送り出した。
なお昨年も市長夫妻が、観客のいない会場でダンスをすると、泥酔したアンディ・コーエンが、「2021年の初めにこれを見る必要はない」「この街を何とかしろ!」などと非難し、話題となった。
翌朝、自身の発言に賛否両論が寄せられているのに気づいたアンディ・コーエンは、「昨日は、ちょっと酔っ払ったようだ」と絵文字付きで、反省ツイートを投稿している。