映画の賞レースが本格化するなか、ヘンリー王子は、3月27日に開催を予定するアカデミー賞授賞式への出席に難色を示しているという。
情報筋はOKマガジンに、王子はある女優と会場で鉢合わせになることを気にかけていると話した。
その女優とは、昨年11月に全米公開された映画「スペンサー」で、ダイアナ妃を演じたクリステン・スチュワート。映画は、チャールズ皇太子との離婚を決意するにいたる1991年のクリスマス休暇の様子が描かれる。クリステンは亡きプリンセスを好演。高評価を受け、前哨戦となるゴールデングローブ賞では、受賞こそ逃したものの、主演女優賞にノミネートされた。
一方、一部の王室専門家の間では、ダイアナ妃が「不必要」に精神的に不安定で、崩壊した女性として描かれており、「尊厳を奪っている」と、批判する声も上がっている。
Magesty Magazineの編集長、イングリッド・ソワード氏はThe Sunに、「彼女をこのように描くのは残酷すぎる」と批判。「ウィリアム王子とヘンリー王子は非常に怒り、傷つくだろう。自分の母親が大型作品で、こんな描かれ方をしていることを知ったら、ぞっとするだろう」と語った。
先の情報筋はまた、ヘンリー王子は映画を不愉快に思い、愕然としたと明かしている。
クリステン・スチュワートのノミネートが確実視されるなか、王子は、授賞で出くわして、厄介になるのを避けたいと考えているという。
一方、メーガン妃は出席に前向きのようだ。元女優のメーガン妃は、ハリウッド界への復帰を熱望しており、クリステンは無視するか、軽く挨拶すれば良いと考えているという。
昨年11月、ニューヨークのイントレピッド海空宇宙博物館で開催された「2021 Salute to Freedom」ガラで、王室離脱以来初めてレッドカーペット復帰を果たした2人。ハリウッドのレッドカーペットを歩く姿が見られるのか、注目が集まっている。