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頭部外傷で死亡のボブ・サゲットさん 新型コロナの陽性反応

「フルハウス」の俳優、ボブ・サゲットさん(65)の死因に関して、オレンジ郡検視局は10日、「鈍的頭部外傷」によるものと発表した。「目撃者のない後方への転倒で、後頭部を打った」としている。

サゲットさんは先月9日、フロリダ州オーランドにあるホテルの部屋で、ベッドに入ったまま死亡しているのが発見された

Foxニュースは、検視当局者が、サゲットさんの首の後ろに打撲が見つかり、脳出血の可能性があると説明したと伝えている。

デイリーメールによると、検視報告書には、PCR検査で新型コロナウイルスの陽性反応を示したと記載されている。しかし呼吸器系に「急性または慢性の炎症」は確認されなかった。

サゲットさんは昨年12月、新型コロナウイルスに感染したことを公表していた。CNNは、回復後も数週間は、PCR検査で陽性反応を示す可能性があるとしている。

報告書ではこのほか、「拡張型心筋症」を患っていたと記載された。体内からアルコールや違法薬物は確認されなかった。一方、発作やパニック障害、不安神経症のために服用する「クロナゼパム・クロノピン」や、抗うつ薬の「トラゾドン」を服用していたという。

サゲットさんの遺族も、検視局の報告書が発表される前日、サゲットさんの死因は「頭部外傷によるもの」と発表していた

専門家のアドバイスは

脳損傷の専門家は、ニューヨークタイムズに、サゲットさんの病状は、比較的珍しいと述べつつ、深刻な場合は、頭痛や吐き気、錯乱などの症状が現れると説明。外科手術で頭蓋骨を開き、脳からの出血を取り除くことで、死は防げる可能性があるとの見解を示した。

ヒューストンメソジストの神経外科長グラヴィン・ブリッツ医師は同紙に、「頭部外傷を負った直後の24時間は、決して1人でいるべきではない」と指摘。頭部を殴打した場合、医師の診察を受けるか、夜間の監視を依頼するようアドバイスした。

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