ウクライナへの侵攻が難航しているとして、ロシアのプーチン大統領が苛立っているという。
ニューヨークポスト紙によると、NATO加盟国エストニアのリオス・テラス(Riho Terras)元国防司令はSNSに、ロシア語で書かれた報告書の一部を添付し、「プーチンは怒り狂っている。戦争は楽勝で、全てが1日から4日で終わると思っていた」「ロシア側は激しい抵抗にショックを受けている」とツイート。
続けて、ロシアの侵攻計画は「民間人と軍人にパニックをばらまき、ゼレンスキー大統領を逃亡させることに依存」しており、戦術的ではないと指摘した。
ロシア軍が保有するロケット弾は「3、4日間分」で、戦争にかかる費用は「1日200億ドル」と説明。制裁によって、新たな武器を入手するのは困難で、長期化すれば、武力と経済力で行き詰まる可能性を示した。
「ウクライナ軍が10日間、ロシア軍を撃退を続けた場合、ロシアは交渉を開始しなければならない」と見解を述べ、ウクライナへの更なる支援を求めた。
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なお、テラス氏が入手した情報では、プーチン氏は他の政治家と共に、ウラルに潜んでいるという。
ウクライナのゼレンスキー大統領は24日、国民総動員令を発動し、18歳から60歳までの男性に出国を禁じた。政府は国民に銃器を渡し、火炎瓶を作って戦闘に備えるよう非正規戦の準備を進めいる。
なおゼレンスキー氏は、キエフの中心部近くが攻撃を受けた26日にも、「われわれは武器を捨てない。国家を防衛する」と徹底抗戦の構えを示している。