ミシガン州の幼稚園で、園児がアルコール飲料を持ち込み、他の園児らと飲酒したことが発覚。父兄の間で衝撃が広がっている。
地元テレビ局によると、問題が起きたのは、リヴォニアにあるグランド・リバー・アカデミー。園児が持ち込んだのは、テキーラブランド「クエルボ」を使用したアルコール分10%のプレミックス・リキュールで、これを他の4人の園児とシェアした。
問題発覚後、学校はすぐに5人の父兄に連絡し、事情を報告したという。
5歳の娘がこのうちの1人だったというドミニク・ザンダースさんは、NBCニュースの取材に、ボトルを持ち込んだ園児が、おやつの時間に友達の紙コップに注いだと説明。ザンダースさんの娘は4、5口飲み、「めまい」を覚えたと語った。
学校側はその後、父兄らに宛てた声明で、「ご父兄の恐れやフラストレーションを理解しています。ある生徒が、大人用レモネードと謳われているプレミックスのアルコール飲料を学校に持ち込み、4人の生徒と共有した」と事情を説明。「学校に持ち込むものすべてに目を光らせるのが理想だが、端的にいって不可能です。こういったタイプの大人用の飲料が、子供に優しい飲み物と簡単に間違われることは不運だ」と述べた。
「スタッフがすぐに毒物管理センターの医療専門家に相談し、関連した親に連絡した」と適切な対応をはかったとした上で、「誰も病気にならず、治療も必要なく、ほっとしている」と、健康への問題はなかった点を強調した。