ウクライナ セレブシェフの食料支援施設が爆撃される

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ウクライナ北東部の都市ハルキウで16日、ロシア軍のミサイル攻撃があり、セレブシェフのホセ・アンドレス(José André)氏が運営する食料支援施設が破壊された。

非営利団体「ワールド・セントラル・キッチン」(WCK)のCEO、ネイト・ムート(Nate Mook)氏は、ツイッターに瓦礫と化した施設や焼け焦げた車の様子を投稿

「理由もなく、殺戮行為が行われた。この地域にはオフィスがあり、居住地もある。人々はここで暮らし、働き、料理をしている。断じて非情な行いだ」と非難。4人のスタッフが負傷したと明らかにした。

ムック氏は翌日、食材や調理器具などをハリコフ市内の別の場所に移動していると伝えるとともに、負傷したスタッフは回復に向かっているとツイート。スタッフ一同は、今後も戦争で避難を余儀なくされた人々に食事を提供し続けるとし、「ワールドセントラルキッチンの仲間たちの勇気には、本当に畏敬の念を抱いている」と述べた。

2010年にWCKを創設したミシュランシェフのアンドレス氏は、ロシアの軍事侵攻直後から、食料支援を開始。ニューヨークポスト紙によると、現在ウクライナ国内の約30箇所で、1日約3万食を配布しているという。

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アンドレ氏は、ロシア軍のミサイル攻撃で、WCKのメンバーは「取り乱したが、無事だ」と状況を明かし、「無分別な戦争の真っ最中に、食事を提供することは、勇気やレジリエンス、抵抗の活動だ」と述べ、支援を継続する意向を示した

NPRによると、WCKは現在、ポートランドやハンガリー、ルーマニア、スロバキアでも避難民への食事を提供している。

WCKはこれまで、オーストラリアの森林火災やレバノンの大規模爆発、ハリケーンに見舞われた中央アメリカなどで支援活動を行ってきた。

今後、ドミニカ共和国やプエルトリコなど世界4カ所に、新たな食料支援センターを開設する計画で、メーガン妃とヘンリー王子もWCKに資金援助を行うと発表している。

Mashup Reporter 編集部
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