トランプ氏「MAGAキング」として復活?

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非難したつもりが、逆効果だった?

バイデン大統領は10日、シカゴで開催された国際電気工組合の会合で行ったスピーチで、トランプ氏の政権運営を厳しく非難する一方、自身は初年度に3,500億ドルの財政赤字を削減したとして、成果をアピールした。

バイデン政権はパンデミック期間中、1.9兆ドルの新型コロナ対策法案を成立させたが、共和党からはインフレを招き、経済に悪影響を及ぼしたとして、非難されている。バイデン氏は、共和党の主張は誤りだと指摘。「赤字削減は、インフレ圧力を緩和する主な方法の一つ」と強調した。

バイデン氏は、トランプ氏の名指しを避け、「前任者である偉大なMAGAキング」と皮肉を込めて呼んだが、逆にトランプ氏を喜ばせる結果となってしまったようだ。

ミームを投稿

トランプ氏はさっそく、自身が創設したSNS「Truth Social」のアカウントに、MAGAキングのミームを投稿した。

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(TRUMP/Truth Social)

ミームは、「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」のポスターに掲載されたアラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)を、トランプ・バージョンにしたもので、タイトルも原題をもじった「リターン・オブ・ザ・グレート・マガ・キング」と記載されている。

MAGAファンからは、「マガキングが帰ってくる!」「われわれは壁を作る。そして、モルドールに支払わせる」「政治を再び楽しいものにしよう。いまごろ、民主党全国委員会は緊急会合を行っているはずだ。抹殺した者は復活させてはならないってね」「ツイッターに早く戻ってきて」など歓喜の声が上がった。

一方、反対派からは「100%カルトだ」「MAGAキングは2回弾劾され、風車で癌になる、中国がハリケーン銃を持っていると主張する国家の裏切り者。誇るべきことなんかある?」と揶揄するコメントや、「MAGAキングのもと、財政赤字が急増した。共和党は、現在機能している民主主義ではなく、明らかに君主制を望んでいる。王など不要」と反発する声も上がった。

両者激しい応酬を繰り広げているが、ネットでは「MAGA king」がトレンド入りしてしまうなど、騒げば騒ぐほど、MAGAキングが定着してしまう皮肉な結果を招いている。

Mashup Reporter 編集部
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