2017トライベッカ・フィルムフェスティバル(Tribeca Film Festival)のクロージングナイト、ガラ、スペシャルスクリーニンセレクションが発表されました。
4月29日のクロージングナイトには、ニューヨークのイタリア系マフィアの一族の繁栄と悲劇を描いた、マスターピース「ゴッドファーザー」が登場。
これは、「ゴッドファーザー」(1972年)の劇場公開より45周年を記念とするもので、今回はゴッドファーザーのPart IとPart IIが連続上映されます。
上映後には、フランシス・フォード・コッポラ監督と、アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ダイアン・キートン、タリア・シャイアらが登場し、パネルディスカッションが開催されるという豪華な内容。
ショーン・コムズのドキュメンタリーが、ガラ作品に登場
ヒップホップとR&B系のレーベル、「バッドボーイ・エンターテイメント(Bad Boy Entertainment)」の創設者。ミュージシャンであり、プロデューサー、実業家など幅広い活躍を見せるショーン・コムズ(Sean “Diddy” Combs)のドキュメンタリー「Can’t Stop, Won’t Stop: The Bad Boy Story」が選ばれました。
ダニエル・カウフマン(Daniel Kaufman)監督による作品で、パフ・ダディの名前でも知られるショーンが、1997年に殺害されたノトーリアスBIG(Notorious B.I.G)や、Ma$e, リルキム(Lil’ Kim)、フェイス・エヴァンス(Faith Evans)らと共に巻き起こした東海岸発のヒップホップブームや、西海岸側との抗争など、レーベル設立からの約20年間を描く作品。
また、トム・ハンクスとエマ・ワトソン主演作品「The Circle」がワールドプレミア上映されます。
注目のレトロスペクティブ
公開より25周年目を迎えるディズニー映画「アラジンAladdin」(1992)や、15周年目のマイケル・ムーア監督のドキュメンタリー作品「ボウリング・フォー・コロンバイン Bowling for Columbine」(1999)、25周年目のクエンティン・タランティーノの初監督作品「レザボア・ドッグス Reservoir Dogs」(1992)を上映予定。
アラジンは、映画前にサウンドトラックのパフォーマンスがあり、その他の2作品に関しては、上映後に監督とキャストたちによるカンバセーションが予定されています。
今年は、オープニングナイト作品に、音楽業界のレジェンドであるクライヴ・デイヴィスが登場するなど、映画ファンだけでなく、音楽ファンも注目の華やかな映画祭となりそうです。
各セレクションのフルラインナップはコチラ(英語)
チケットは、現在パッケージが発売中。1作品毎のチケットは3/28より発売となります。
トライベッカ・フィルムフェスティバル2017
公式サイト:https://tribecafilm.com
期間:4/19-4/30
場所:50 Varick Street,Radio City Music Hall他
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