ビヨンセ 新曲の差別用語に非難、歌詞変更へ

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7月に、7枚目の新アルバム「ルネサンス」(Renaissance)をリリースした歌姫ビヨンセだが、楽曲「Heated」の歌詞に障害者に対する差別用語が含まれるとして、非難の声が上がっている。

ラッパーのドレイクと共同で作詞した同楽曲には、鈍くさい人を指す俗語「spaz」がある。痙攣まひの意味も含まれ、障害者にとって、差別的な言葉とみなされる。

6月には、ラッパーのリゾ(Lizzo)が、新曲「Grrrl」の中で、同じ用語を使用し、非難を浴びたばかり。リゾは「軽蔑的な言葉を推進する」意図はなかったとして謝罪を表明。別の歌詞へと置き換えられた。

障害者の支援者で、作家のハンナ・ディヴィニー(Hannah Diviney)氏はツイッターで、ビヨンセの楽曲は「障害者のコミュニティーと、リゾの問題で得た進展に対する冒涜だ」と非難した

ディヴィニー氏は英紙ガーディアンにも論説を投稿し、ビヨンセは差別的な言葉を使用するのを「正当化することはできない」と指摘。「身体障害者はより良い待遇を受けるべきだ。同じ会話を二度と繰り返したくない」として、改善を求めた。

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ビヨンセの広報担当者はインサイダーに対し、「傷つけようとして意図的に使用したわけではない」と声明を発表。歌詞は変更すると約束している。

Mashup Reporter 編集部
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