新たなヴィランの誕生?歌手のレディー・ガガは4日、「ジョーカー」続編のティーザー予告をSNSに投稿し、出演することを明らかにした。
アーヴィング・バーリンのジャズスタンダード曲「チーク・トゥ・チーク」をバックに、スローモーションでダンスを踊るホアキン・フェニックスとガガのシルエットが映し出れた後、奇妙な笑い声が流れる。タイトル「Folie à Deux」と公開日(2024年10月4日)も明かされた。
ハリウッドレポーターは6月、ガガが「ジョーカー」にハーレイ・クイン役として出演する可能性を報じていた。
ブラッドリー・クーパーの初監督作品「アリー/スター誕生」(2018)で女優デビューを果たしたガガは、「ハウス・オブ・グッチ」(2021)のパトリッツィア役でゴールデングローブ賞にノミネートされるなど、俳優としても活躍の幅を広げている。
オリジナルの「ジョーカー」(2019)は、精神に問題を抱えた道化師のアーサー・フレックが、ジョーカーへと変貌を遂げる様子が描かれている。作品はR指定映画としては初めて、全世界で10億ドル以上の興行収入を記録するなど成功を収めた。主役のホアキンは、アカデミー賞で初の主演男優賞を獲得した。
内容は?
ハリウッドレポーターは、続編はミュージカル風になると伝えいる。トッド・フィリップス監督が引き続きメガホンを取り、脚本家のスコット・シルヴァーと共同で脚本を執筆する。
デッドラインによると、ガガはハーレイ・クインを演じ、アーサーと精神病院の「アーカム・アサイラム」で恋に落ちるという設定だという。コミックでは、アーカム・アサイラムで働くハーリーン・クインゼル博士がジョーカーに出会い、ハーレイ・クインへと変貌を遂げる。The Wrapは、大半のシーンはアーカム・アサイラムのセットで撮影されたと伝えている。
「Folie à Deux」(2人の狂気)とは、医学用語で親密な関係にある2人が妄想性の精神障害を共有する「共有妄想性障害」を意味する。オリジナルでは、現実世界と妄想の区別を失ったアーサーの狂気が描かれたが、今回ヴィランが2人となったことで、どのような展開になるのか今から楽しみだ。