トランプ前大統領は、ニュージャージー州にある自身のゴルフリートで受けたインタビューで、長女イバンカ氏を副大統領候補に選ぶ可能性について語った。
トランプ氏は次期大統領選への出馬を正式に表明していないが、これまで、出馬の可能性を示す発言を繰り返している。共和党では、高い支持率を維持しており、先日NPR/PBSとNewsHour/Maristが実施した世論調査では、たとえ機密資料の扱いをめぐって訴追された場合でも、共和党支持者の61%が出馬するべきと回答した。
この度トランプ氏はニューデリーテレビジョン(NDTV)のインタビューに出演。イバンカ氏をランニングメイトに指名する憶測が流れていることについて意見を求められると、「イバンカのこと?私の娘か?」と驚いた様子で答え、「今まで考えたこともなかった。聞いたこともないけど、興味深いアイデアだな」と話した。
続けて「聞いたことはないけど、彼女が有能な人物なことは確かだ。でも聞いたことがない」と語った。
インタビュアーから「検討しますか?」と念を押されると、「それはない。娘はない」とキッパリ否定した。
トランプ氏は2016年大統領選で、イバンカ氏を副大統領に指名する意向を示したとされる。トランプ陣営の元顧問で、ロシア捜査から派生した裁判で、有罪を認めたリック・ゲイツ氏は、2020年に発売した回顧録のなかで、トランプ氏がイバンカ氏を推したが、最終的に本人が却下したと明かしている。
マイク・ペンス氏については、選挙不正の主張をめぐって対立していることから再び選ぶ可能性はないと見られている。
女性候補の可能性もささやかれている。元共和党コミュニケーションディレクター、タラ・セットメイヤー氏は先月、NewsNationのインタビューで「おそらく、女性を選ぶだろう」と話し、サウスダコタ州のクリスティ・ノーム知事、エリス・ステファニク下院議員(ニューヨーク州)、サラ・ペイリン元アラスカ州知事の名前を挙げた。