3月22日(水)、ニューヨーク地下鉄を運営するMTA(メトロポリタン・トランジット・オーソリティ)が、ブルックリン地区にある3駅を改装工事のために半年間閉鎖することを発表した。
工事を実施するのは、Rトレインが走行する「53rd street」「Bay Ridge Avenue」「Prospect Avenue」の3駅。53rd st.ステーションの工事は3月27日から開始し、その他の駅はそれぞれ、4月29日、6月5日からスタート。各駅とも半年間、利用ができないことになる。
改装工事は、老朽化した30以上の駅を含む鉄道システムを21世紀型に近代化する「Enhanced Station Initiative」というプロジェクトの一環。州知事が主導するもので、同3駅の工事の計画は昨年11月に発表されていたが、具体的な日程については告知がされていなかった。
MTAの発表によると、工事は、駅入り口から、改札エリア、プラットフォームまでの全体的なものとなる。手すりや階段、壁のタイルや床を刷新する他、電車の走行状況を表示する電光掲示版やWi-Fiシステム、電子機器を充電するUSB設備などが設置されるという。
工事日程の発表が直前となったことに加え、53rd St駅に掲示された告知が英語のみだったことについて、問題視する声が上がっている。
市議会議員のCarlos Menchaca氏は、様々な言語を話す地域の人々を軽視していると非難。MTAに、近隣コミュニティへの詳細な情報提供と配慮を呼びかける考えを示した。
なお、同3駅の次は、クイーンズ地区の「Broadway」, 「30th Avenue」, 「36th Avenue」 「39th Avenue」の4駅の工事が行われる計画となっている。
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