エリザベス女王が死去したことで、王位継承順位2位になったウィリアム皇太子の長男ジョージ王子。わずか9歳でありながら、既に自分が何者であるか心得ているようだ。
ヴァニティフェアの記者で王室専門家のケイティ・ニコル氏の新著「ニュー・ロイヤルズ」によると、王子は、自分に逆らう同級生に対し「父は王になる。気をつけたほうがいい」と忠告したことがあったという。
デイリーメールによると、ニコル氏は著書で、ジョージ王子とシャーロット王女(7)、ルイ王子(4)の3人の子供たちは、これまで君主制と「義務感」を理解するように育てられてきたと説明。ジョージ王子は、いつか君主になると教えられており、シャーロット王女とルイ王子は、重責を担う兄を圧迫しないよう努めているという。
キャサリン妃は、チャールズ国王の第四子、エドワード王子と妻のウェセックス伯爵夫人が実践してきた育児方法に感心しているという。夫妻には、2人の子供、ルイーズさん(18)とジェームズさん(14)がいるが、HRHや王女、王子などの敬称や称号は名乗らず、世間の注目を浴びることなく育てられてきた。
ジョージ王子が将来、国王になることをいつ教えられたかは、明らかにされていない。ロバート・レイシー氏の著書「バトル・オブ・ブラザーズ」では、2020年のジョージ王子が7歳の誕生日を迎える前後に、ウィリアム皇太子らは、王室での「奉仕と務め」に関する詳細を説明したと記されている。
レイシー氏によると、ウィリアム皇太子は自身の経験から、息子に国王になることを伝えるのを、当初の予定から少し遅らせたという。皇太子は自身の父としての目的は、「普通の家庭教育」を与え、君主制が「時代に遅れをとることなく、ふさわしいものであり続けること」を可能にすることだと強調していたという。