ロシアのサンクトベルグの役場で、徴集兵たちが集団で結婚式を行う様子が報じられた。
地元のケーブルテレビ局が伝えたもので、この日は合計で43組の結婚が成立した。男性たちは、式のためにレニングラードの訓練場から一度に到着したという。画面に映る男性は、いずれも軍服を着用している。
ロシアの法律では、結婚の申請をしてから、式までに通常1ヶ月以上待たなければならない。ただし、特別な状況では例外的に短縮することが認められ、動員命令は、式を早める正当な理由の項目に追加されたのだという。
プーチン大統領は14日、先月21日に発令した予備役の部分的動員を2週間以内に終了するとの見通しを示した。これまでに22万2,000人を招集し、すでに1万6,000人が戦闘に加わっているという。当初の計画では30万人を目指すとしていた。
徴集兵たちのトレーニングについては、5日間〜10日間の基礎訓練をした後、5日間〜15日間の部隊訓練を実施し、さらに戦闘訓練が続くと説明した。
Advertisement
この一方で、ウクライナ軍は先日、捕虜となった男性がわずか2日の訓練で戦地に送られたと証言する様子を公開している。
動員令の発表後、各地で反対する市民の抗議活動が勃発。治安部隊と衝突し、逮捕される様子が報じられた。9月末の時点で、逮捕者は1,000人を超えており、さらに多くの若者がカザフスタンやジョージアといった近隣諸国に脱出したと伝えられている。