ホラー映画のマスクで幼児を脅した職員、児童虐待で起訴

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ミシシッピ州モンロー郡保安官事務所は19日、ホラー映画のマスクを被って幼児を脅かしたデイケア施設の職員5人を、児童虐待で逮捕、起訴した。

事件が発覚したのは、今月4日、ある人物が匿名でフェイスブックに投稿した動画だった。動画には、職員が「悪い子」とみなした子供を脅かそうとしていたと説明が記載されており、映画「スクリーム」風のマスクを被った職員が、子供に顔を近づけて大声で怒鳴ったり、追いかけ回す様子や、それを見て泣き叫ぶ子供たちの姿が撮影されていた。怖がる様子を見て、大爆笑する職員も映っている。

動画には非難が殺到。ミシシッピ州保健局とモンロー郡保安官事務所は、刑事事件として捜査を開始した。

英デイリーメールによると、施設の女性職員はSNSで、動画でマスクを被っているのは自分だと告白していたという。女性は「誰かを傷つけるつもりはなく、悪気はなかった」と釈明。職員の間で、子供に言うことを聞かせたり、掃除をさせたりするためにマスクを使う案が持ち上がったと語っていた。

デイケアセンターのオーナー、シーラ・サンダースさんは、動画が投稿された後、関与した職員全員を解雇した。地元紙のインタビューに「このような行為は許されない」と話した。9月にも今回と同様の行為があったが、サンダースさんは動画が出回るまで、気づかなかったという。

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幼児の母親はABCニュースの番組に対し、子供はトラウマの兆候を示しており、夜の寝つきが悪いと話した。「冗談で済まされないし、笑い事ではない。彼らは自分がしたことが重大な出来事だと分かってほしい」と語っている。

Mashup Reporter 編集部
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