ニューヨーク市の公園で発見されたピンク色に染められた鳩が7日夜、死亡したことがわかった。鳩は、色にちなんで「フラミンゴ」の愛称で呼ばれていた。
フラミンゴは先週、ミッドタウンにあるマディソン・スクエア・パークを訪れたドッグウォーカーによって発見され、野生動物の保護団体「ワイルド・バード・ファンド」によって保護されていた。
同団体はこの日、ツイッターで鳥を「落ち着かせ、安定した状態にさせながら、染料から出る匂いを減らすためにベストを尽くした」とする一方で、「非常に残念だが、われわれのかわいらしいピンクの鳩、フラミンゴは昨夜亡くなった」と報告した。
団体のリタ・マクマホン委員長は地元メディアGothamistに対し、鳥をピンク色に染めた人物や理由については不明としながらも、胎児の性別披露パーティーの小道具として使用された可能性を示唆している。鳩は保護から数日後も、香水のような匂いが取れなかった。嘔吐を繰り返し「細心の注意を要する重体」だったという。マクマホン氏は、一般的に鳥は1日の3分の1の時間を毛づくろいに充てており、そのことから染料の化学物質が体内に取り込まれたと指摘している。
ワイルド・バード・ファンドは、ツイッターで「フラミンゴのストーリーは、多くの人々の感情に火をつけ、世界の関心を集めた。彼の短かすぎる生涯が、今後の軽率な残虐行為を防ぐことの助けになることを願っている」と呼びかけている。
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