APとNORCが実施した世論調査によると、「誰が民主党を率いるべきか」という質問で、民主党支持者の間でバイデン大統領(80)が相応しいと回答したのは、わずか12%だった。
それでもバイデン氏の支持率はトップで、ハキーム・ジェフリーズ下院院内総務(ニューヨーク州)、バーニー・サンダース上院議員(バーモント州)、アレクサンドリア・オカシオ・コルテス下院議員(ニューヨーク州)はそれぞれ5%だった。
さらにカマラ・ハリス副大統領はこれよりも低く、チャック・シューマー上院院内総務(ニューヨーク州)やバラク・オバマ前大統領、ピート・ブティジェッジ運輸長官とともに3%だった。その他は21%、不明と回答したのは37%だった。
現在の民主党のリーダーは誰かとの問いに、バイデン氏と答えたのは41%で、現職の大統領でありながら過半数が党のリーダーとみなしていないことがわかった。
期待の低下は次期大統領選に関する調査でも示されている。APが一般教書演説の前日に公表した調査結果では、民主党員でバイデン氏の再選出馬を望むとしたのは37%で、中間選挙前の昨年10月の52%から大きくダウンした。
この結果についてAP通信は、回答者の多くがバイデン氏の高齢が障害になると考えており、世界で最もストレスの大きい仕事にはより若い人材が適している点に注目していると分析を示している。2021年に78歳という過去最高齢で大統領に就任したバイデン大統領は、1期目終了時には82歳、再選すれば退任時の年齢は86歳になる。
共和党に関しては、フロリダ州のロン・デサンティス知事がトップで、共和党支持者の22%が党を率いるべきと答えた。3回目の大統領選に挑戦するトランプ前大統領(76)は20%だった。民主党支持者と同様、約3分の1(34%)が不明と答えた。
調査は1月26日から30日に実施され、1,068人の成人から回答を得た。