機内のマナーをめぐる話題はつきないが、この度、掲示板サイトレディットに投稿された降機の際の体験談が、賛否両論の議論に発展している。
同サイトのスレッド「自分はろくでなし？（Am I the ASSHOLE、AITA）」で、あるユーザーが16日、前の乗客らが立ち上がるのを待たずに列にならんだ自分は最低か？と問いかけたところ、意見が殺到。現時点で3,000件を超えるコメントが寄せられている。
同ユーザーの説明によると、サウスウエスト航空機の後方の席に座っていたが、着陸後に中央付近の乗客が立ち上がる様子がないの見て、すでに降機するために準備していた前方の客の列に並んだ。そうしたところ、男性の乗客から「ルールが変わったのか？」と質問を受けた。聞こえないふりをしたが、男性は立ち上がって「後ろに戻って、みんなのように待ったらどうだ」と注意したという。この時、乗り継ぎ便のために急がなければならないとして、同様に後方から列に並んだ女性がいたが、男性は「ルールは変わっていないが、世間知らずでいいならお先にどうぞ」と皮肉を述べたという。投稿主は、女性客には割り込む正当な理由があるとする一方「いつからそんなルールになったの？（笑）自分は間違ったことしてないと思うのだが…」と締めくくった。
このスレッドでは、ユーザーらは、自分の意見に「NTA（ろくでなしではない）」、「YTA（ろくでなし）」、「NAH（ここにろくでなしはいない）」、「ESH（みんなろくでなし）」とったサインを加えて賛否を示すことになっている。
最も賛同を得たのは「YTA」判定をつけた返信で、このコメ主は「飛行機が止まった瞬間に立ち上がる人って、いったい何なんだろう。どうせどこにも行かないんだから。座って待てば良いではないか」と投稿。さらに「座席に10分以上座らなければならないことに泣き言を言う人も多い」としつつ、「立つ必要があるなら、立ちあがってストレッチでもすればよい。先に飛行機のドアに殺到するのは、ただのわがままだ」とコメントした。このほかにも「入り口にすぐに向かって他の乗客を抜かして良いのは、乗り継ぎ時間を失いそうな人だけ。したがって、きみはろくでなしだ」「ろくでなしだ。礼儀や常識がいかに一般的でないことを示す良い例だ」といった声も投稿されている。
一方、別のユーザーは「誰が気にする？こんなことに腹を立てるのはブーマーの振る舞いのようだ」とジェネレーションギャップに言及。「後ろの乗客が前に行ったからといって誰も傷つかない。上品ぶった奴のたわごとか？割り込みされたくなければ、立ち上がれよ」と反論した。このほかにも投稿主を「ろくでなしではない」と擁護するコメントの中には、「通路が空いていて、誰かの降りるのを邪魔しなければろくでなしではない。乗り継ぎがタイトな乗客がいれば、普通は席で待つようアナウンスがある–（中略–）。私は100万マイル以上を持っているが、このようなルールはどこにもない」といった声や、「（準備の）時間が多く必要な人がいるのに、ほかの人が遅い人をまたなければならないの？機内持ち込みの人は時間がかかるし、降りる準備ができた人から順番に並んだ方が効率的だと思うけど」といった意見も寄せられている。
