5月6日に執り行われるチャールズ英国王の戴冠式で、ヘンリー王子とメーガン妃は、バルコニーに立つことを許されなかったという。
当日はウェストミンスター寺院で戴冠の儀式が行われた後、国王一行はバッキンガム宮殿まで行進する。宮殿に到着すると、家族とともにバルコニーに姿を現す予定となっている。
英紙サンは、2人が許されなった理由について、公務を担う家族に限定されるからだと伝えている。そのため、国王の弟アンドルー王子も登場しないとみられる。
不参加の可能性も
この判断に対し、王室専門家のアンジェラ・レビン氏は、オーストラリア・スカイ・ニュースのインタビューで、夫妻は「間違いなく激怒しただろう」と推測した。
夫妻は戴冠式への参列を巡り、バルコニー席だけでなく、謝罪や子供たちの出席、家族との会合など、さまざまな要求を出しているとしたうえで、これらの交渉は、現在のところ「どれもうまく進んでいない」と話した。
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「彼らは裏切られたと感じており、歴史的イベントに参加しないだろう。数日以内に出欠の返信が送られてくる」と不参加もありうるとの考えを示した。
夫妻は、3月初旬に招待状を受け取ったことを公にしているが、戴冠式まで1カ月を切った今も、参加の可否を明らかにしていない。
夫妻の返事が長引かせていることは、王室関係者の間で「頭痛の種」になっているという。式当日は、世界各国から2,000人の首脳や要人が訪れる予定で、警護や座席の位置、車の手配、安全保障などについて最終調整が進められている。王室の職員は、夫妻が出席する場合と欠席する場合の計画を策定するよう、命じられたとも伝えられている。
なお関係者はエクスプレスに、ヘンリー王子は戴冠式に出席する可能性があるが、メーガン妃については疑わしいと語っている。