ニューヨークで24日からスタートしたフリートウィークでは、海軍の艦船を見学できるツアーを開催している。
マンハッタンの第88埠頭と第90埠頭に停泊し、公開されているのは2019年まで日本に配備されていた強襲揚陸艦「ワスプ (LHD1)」、英海軍の測量船「HMSスコット」、カナダの海上沿岸防衛艦「HMCSグレイスベイ」、イタリアのフリゲート「ITS ヴィルジニオ・ファサン」。昨年は、同じくワスプ級の強襲揚陸艦「バターン(Bataan)LHD5」が寄港した。
ノーフォーク海軍基地を母港とするワスプは、強襲揚陸艦として世界最大級で、1870人の兵士に加え、戦闘機やヘリコプター、上陸用舟艇、戦闘車などを搭載する。戦闘作戦のほか、人道支援や災害救助の任務にも従事する。
ワスプのツアーは30人程度のグループにわけられ、船内に入ると、クルーが搭載車両や兵器について説明し、飛行甲板では、航空機の操縦士自らが機体を紹介する。
甲板で公開されたのはV-22 オスプレイとSH-60Sヘリコプター。船内では対戦車ミサイル、ジェベリンなどの火器、戦闘車を間近で見学することができる。ツアーはいずれも参加無料、27日が最終日。
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