アイドルグループ「バックストリート・ボーイズ」のメンバー、ニック・カーター氏(43)が、2003年に15歳の少女に性的暴行をくわえたとして提訴された。
Foxニュースによると、28日にネバダ州の裁判所に訴えを起こしたのは、A.R.さんと名乗る匿名の女性。ツアーバスの中やヨットで、アルコール飲料を強要され、処女を奪われたと主張している。性感染症にもかかったという。
暴行により、重度の心的外傷や苦痛を受けたとして、医療費や慰謝料など1万5,000ドル以上の損害賠償と、陪審による裁判を要求した。
カーター氏の代理人は、警察はすでに「徹底的な捜査をすませている」と主張している。女性は別の事件でも、警察に被害届を提出したとして、カーター氏を脅したと説明。今回の訴えは、女性の「悪意ある計画」だと述べ、「虚偽の申し立てを繰り返したとしても、それらが真実になるわけではない」と反論している。
複数の女性から訴え
昨年12月、2001年に当時17歳だったファンの女性が、ツアーバスの中でレイプされたとしてカーター氏を提訴した。さらに歌手で女優のメリッサ・シューマンさんは今年4月、2003年に性的暴行を受けたとして、訴えを起こした。2人はテレビ映画「The Hollow」の撮影現場で初めて出会ったという。シューマンさんは2017年、カーター氏による性的暴行を公表していた。
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カーター氏は2月、「#MeTooムーブメントに乗じた企て」だとして、これまで名乗り出た2人の原告女性にして反訴。230万ドルの損害賠償を求めている。