ウォルマートに長年勤務したスタッフがSNSに投稿した「さよならビデオ」に、感謝と賞賛の声が相次いでいる。
TikTokに動画を投稿したのはイリノイ州在住のゲイル・ルイスさん。冒頭、店内で撮影した動画の中で「10年間モリス店でアソシエートを務めてきました。イリノイ844、サインアウトします。お疲れさまでした」と短く挨拶をした。
その後、車中に移動し、涙を浮かべながら「今日は、私にとって一つの時代が終わった」と語り、「それは嬉しくもあり、悲しくもある」瞬間だったと振り返った。「なぜなら、私はより良い仕事を見つけたが、職場の人とは家族のようになっていたから。彼らとはさまざまな体験をしてきた。みんな私を見守ってくれて、私も彼らを見守った。彼らは私を助けてくれた。私も彼らを助けた。私たちは、あのパンデミックでさえ、一緒に乗り切った」と強調。「少し心が痛むが、嬉しいと同時に悲しい。私はこれからより良い暮らしができるようになるから。以上です」と同僚への想いと、新たなチャプターへの期待を語った。
@fluffygaileena ♬ original sound – fluffygaileena
ウォルマートで10年勤め上げるのは容易いことではないようだ。この投稿は、2,400万回以上再生されている。
コメント欄には「10年間お疲れ様でした」「フロントラインワーカーとしての仕事に感謝します」といったねぎらいや、「これからの幸運を祈ります」といった励まし、「GOAT中のGOAT」「人間国宝級」などの賞賛が投稿されている。
ウォルマートでの仕事を軍の職務や公職に例える人も多い。”敬礼”の絵文字とともに「あなたのサービスに感謝します」「国民に対するサービスを一生忘れない」「われわれのために命を危険にさらしてくれた」「立派なベテラン(退役軍人)」「私は2年間で除隊されたのに」などのコメントを加えるユーザーも。
ルイスさんはNBCシカゴの取材に対し、動画がこれほど注目されるとは思っていなかったと述べつつ、「言葉で言い表せないほど感謝しています」とコメント。すでに新しい職場で働いており、現在の仕事が「大好きだ」と語っている。
モリス店のマネージャーも「ゲイルさんがいなくなったのは非常に寂しい」と述べ、10年間の勤務に感謝を示した。