王室専門家の新刊本で、メーガン妃の子供の肌の色に言及した王室メンバー2人が実名で記載された件に関して、ヘンリー王子とメーガン妃が情報を漏洩した可能性があるという。
オミッド・コスビー氏の「エンドゲーム」のオランダ語訳版には、メーガン妃が妊娠中、アーチー王子の肌の色が「どれくらい黒いか」と語っていたのは、チャールズ国王とキャサリン皇太子妃だと記載されていた。
出版社は、内容に「誤り」があったとして、発売前に書店から回収したが、ジャーナリストから実物を入手した英国人司会者ピアース・モーガン氏が自身の番組の中で、2人の名を明らかにした。
コスビー氏はオランダメディアRTL Boulevardの取材に、肌の色に言及した王室メンバーの名前は、英語版では名誉毀損法に違反するため記載を避けたと説明。オランダ語訳版は、「誤訳」だった可能性を示唆している。
「エンドゲーム」では、メーガン妃が2021年春、肌の色に言及した王室のメンバーの名前を記した私信を国王宛に送っていたエピソードが綴られている。メーガン妃は、王室側は「無意識の偏見や無知」について対処すべきだと考えていたという。
別の王室専門家は英紙サンに、メーガン妃の私信が王室側から漏洩する「可能性はゼロに等しい」と断言するなど、メーガン妃側からのリークの可能性を示唆した。
別の関係者は、手紙は「厳密に保管されており、国王の仲間内で誰かに伝える人物はいない」と主張。「名前を漏らしたのは、サセックス側に違いない」と述べ、「悪質かつ計画的な攻撃」と非難している。
王室作家ロバート・ジョブソン氏も「”復讐は(時間を置き)冷めた上で味わうのが最も美味しい”と言ったものだが、夫妻は氷で冷やした料理でリベンジしてきた」と皮肉った。「君主制に長期的なダメージを与え、彼らのキャリアの助けにもならない。どこかでこのような行為は止めるべきだ」と語るなど、双方の非難合戦を牽制した。
サンは、メーガン妃と親交の深いコスビー氏を「夫妻の代弁者」と呼んでおり、処女作「自由を求めて」も、メーガン妃が協力していたと指摘。今回も、執筆中に夫妻が住むロサンゼルスに滞在していたと伝えている。
一方、デイリー・テレグラフは「サセックス侯爵夫人の情報筋」の話として、サンの報道内容を否定。その人物は、メーガン妃が私信で2人の名前をしたためたと認めつつも、「世間で特定されるようなことは決してしていない」「書簡はスコビー氏に漏洩されていない」と語ったという。