トランプ氏『ホーム・アローン2』カメオ出演のゴリ押し説を否定

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クリスマスの人気ファミリー映画といえば『ホーム・アローン』シリーズ。トランプ前大統領は、1992年に公開された『ホーム・アローン2』にカメオ出演していることで知られるが、大ヒットの要因は「自分」にあると考えているようだ。

『ホーム・アローン2』(Home Alone 2: Lost in New York)では、マコーレー・カルキン演じるケビンは、家族と別の飛行機に搭乗してしまい、1人ニューヨークに到着。脱獄した泥棒2人組と、マンハッタンで大騒動を繰り広げる。当時「プラザホテル」のオーナーを務めていたトランプ氏は、ケビンにロビーの場所を案内する役で登場する。

Business Insiderが20日に再掲載した2020年のインタビュー記事で、監督のクリス・コロンバス氏は、トランプ氏が出演した経緯について、ホテルで撮影するための条件として「(自分を)ぶっ込んできた」と語っていた。

「不動産王」だったトランプ氏は、 1987年から1995年までプラザのオーナーを務めた。監督によると、製作チームはすでに撮影使用料を支払っていたにも関わらず、トランプ氏が「自分の出演がプラザを使用できる唯一の方法」と述べるなど、「強引に迫った」という。

当初トランプ氏の出演シーンはカットする予定だったが、試写を行った際、トランプ氏の場面で歓声が上がるなどの盛り上がりを見せたため、「観客にとっての素晴らしい瞬間」だと思い、編集に残すよう指示したと明かした。

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トランプ氏「お願いされた」

トランプ氏は監督の主張に対し、「懇願」されたため、否応なしに出演したと反論した。27日、Truth Socialのアカウントを更新し「30年前(時が経つのは早い!)クリス・コロンバス監督らは、ホーム・アローン2にカメオ出演してくれと頼み込んできた。彼らは、私が当時所有していたニューヨークのプラザ・ホテルを貸し切っていた。私は忙しく、そうしたくなかった。彼らはとてもいい人だったが、それよりも、しつこかったので合意した。あとはご存じの通りだ!ささやかなカメオ出演だったが、ロケットの如く発射し、映画は大成功を収めた。特にクリスマスの時期は尚(人気だ)」と投稿。トランプ氏の場面は10秒ほどだが、ヒットの手柄は「自分による」ものだと主張した。

しぶしぶとは言ったものの、本人は出演シーンを大変気に入っており、毎年ホリデーシーズンに作品をアピール。今では「最も有名なシーン」となっている。

大統領時代には、海外に駐屯する軍人との電話会議で「最もヒットしたクリスマス映画に出演できて光栄だ」と語ったほか、今年のクリスマスにもSNSにカメオシーンを投稿している。

2019年には公共放送のカナダ放送協会が、トランプ氏の出演場面をカットしたことで大騒ぎとなった。同局はCMのためと主張したが、トランプ氏のファンからは、「検閲」「オーウェリアンだ(歴史の書き換え)」などの非難が殺到した。

Mashup Reporter 編集部
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