がんと診断されたチャールズ国王の見舞いに、カリフォルニア州から駆けつけたヘンリー王子。英国での滞在時間はわずか24時間だったという。
チャールズ国王は自身の病気について、英王室が公式に発表する前、2人の息子や兄弟に「個人的に」告知したと伝えられている。
ヘンリー王子は6日午後12時半ごろ、ヒースロー空港に到着し、ロンドンにあるクラレンス・ハウスへと向かった。父と顔を合わせるのは、昨年5月の戴冠式以来。個人的に会話を交わすのは、2022年9月にエリザベス女王が死去してから初めてだという。
BBCによると、対面時間は30分から45分だったという。国王はその後、カミラ王妃と共にノーフォーク州にある私邸サンドリンガム・ハウスへとヘリで移動した。
ヘンリー王子は、不仲が噂されている兄のウィリアム王子と会うことなく、帰国の途についたという。ウィリアム王子は、キャサリン妃の手術に伴い、公務を控えていたが、7日に復帰した。この日、ウィンザー城で開催された式典に出席したほか、ロンドンでのチャリティイベントに参加した。
一方ヘンリー王子は、7日午後1時半にはロサンゼルス空港に向けて、英国を飛び立った。
ヘンリー王子夫妻は、故エリザベス女王から結婚祝いとして授けられた邸宅「フロッグモア・コテージ」から立ち退くよう求められたと伝えられており、英国滞在中の宿泊先にも注目が集まっていた。英紙SUNは、ホテルに滞在したと伝えている。
メーガン妃が同行しなかったのは?
王室専門家はメーガン妃が今回、国王を訪問しなかった理由について、「親子の関係を考慮したため」との考えを示した。
かつてチャールズ国王に仕えていたグラント・ハロルド氏はニューヨークポスト紙に対し、メーガン妃は「王子が単独で対処するべきだと思っており、父親との親密な関係性を認識した上で、1人で訪問するよう勧めたのだろう」と語った。
なおメーガン妃は、昨年5月に執り行われた国王の戴冠式の参列を見送った。メーガン妃が欠席したのは、同じ日に4歳の誕生日を迎えた長男アーチー王子の誕生日を自宅で祝うためとも伝えられている。
ヘンリー王子夫妻の「非公式スポークスマン」と言われる王室専門家オミッド・スコビー氏は、欠席理由について、メーガン妃自身の「平和を守るため」であり、メディアでの報じられ方も要因との見解を示していた。