フィラデルフィアで開催されたイベントで、「金ピカ」のハイトップスニーカーを披露したトランプ前大統領。専門家からは、この商品が新たな訴訟に発展する可能性があるという指摘が上がった。
CNNの政治コメンテーター、マリア・カルドナ氏は19日の番組で、スニーカーの赤い靴底に言及。自分は靴に詳しい「シュー・ディーバ」と述べつつ、赤色のソールはフランスの高級ブランド「クリスチャン・ルブタン」のトレードマークであると指摘した。
デザイナーはこれまで、この「レッドソール」を巡って複数の訴訟を提起してきたという。「EUやインドの裁判所は、これをルブタンの商標だと認めている」と述べ、「トランプ氏が訴訟費用を稼ぎ出そうとして、さらなる訴訟を生み出すのは皮肉なことね」と加えた。
「ネバー・サレンダー」と名付けられた金色のスニーカーは、トランプ氏がニューヨーク州の詐欺訴訟で、裁判所から3億5500万ドル(約530億円)の支払いを命じられた翌日に発売された。
トランプ氏はスニーカーコンの会場で、10年以上前からの構想だと明かしつつ「大成功を収めると思っていた」と自画自賛。「コイツはグッドディールだ(お買い得)」と購入を呼びかけていた。
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価格は399ドル(約6万円)で、予約販売された限定1,000足は即日完売した。ebayでは、4万7000ドル(約700万円)の高値がついている。