25日に死亡したレディ・ガブリエラ・キングストンの夫トーマス・キングストン氏(45)の遺体は、頭部に外傷があり、近くから銃が発見されたことがわかった。
英紙テレグラフによると、3月1日、検死審問を担当するグロスターシャー州上級検視官ケイティ・スケレット氏は、キングストン氏はこの日、コッツウォルズの両親の自宅を訪ね、昼食をともにしたと明らかにした。
その後、父親が犬の散歩から戻ると姿が見当たらず、約30分後に母親が探し始めた。父親が別棟のドアをこじ開けて押し入ると「頭部に致命的な損傷を負った」キングストン氏を発見した。現場には銃があった。
警察は死に関して不審な点はないとしているという。
ガブリエラ夫人は王位継承順位56番目で、父マイケル・オブ・ケント王子は故エリザベス女王のいとこにあたる。キャサリン妃の妹のピッパ・ミドルトン氏の元交際相手だったキングストン氏と2018年に婚約し、翌年の5月にウィンザー城の聖ジョージ礼拝堂で式を挙げた。
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突然の死に周囲は困惑している。ある関係者は同紙に、キングストン氏は長期的な健康問題があったわけでもなく、完全な驚きだと述べたという。結婚生活は順調で、金融関係のビジネスもうまくいっていたという。結婚式に出席した知人は、「このようなことがどのように起こったのか疑問だ。健康で精神的にも安定していた。鬱に悩まされた人物ではなかった」と語っている。
死の約10日前のバレンタインデーには、ロンドンで開催されたシェイクスピアのイベントに夫婦で参加していた。同イベントにはカミラ王妃も出席した。