ジュリアン・アサンジ まもなく自由の身に

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ウィキリークスの創設者、ジュリアン・アサンジと米政府との法廷闘争が終わりを迎えようとしている。

ワシントンポスト紙によると、アサンジ氏は、2009年から2011年にかけて米国の軍事・外交機密文書を入手・公開した事件で、スパイ活動法違反の罪1件について有罪を認めることで司法省と暫定的な合意に達した。

司法省が法廷に提出した24日付の文書によると、サイパンの連邦地方裁判所で26日に審問が開かれ、有罪答弁と量刑続きが行われる。サイパンでの審問を要求した理由について、ロンドンで収監中のアサンジ氏が米国本土での答弁に反対していることと国籍国であるオーストラリアに近いことを挙げている。さらに、審問の終了時にアサンジ氏はオーストラリアに戻る予定であるとしていることから、米メディアは、検察は、アサンジ氏がロンドンの刑務所で費やした5年間の服役期間を超えた刑を求めない意向であろうと報じている。

米政府は2019年、国防に関する機密情報を違法に入手・開示、元陸軍情報分析官チェルシー・マニングと共謀をはかったとして、スパイ法違反を含む18の罪でアサンジ氏を起訴したことを明らかにした。有罪となった場合、刑期は最大で175年におよぶ可能性があると伝えられていた。

政府の訴追の決定は、報道の自由を擁護する団体や国内メディアからの激しい反発を招き、ニューヨーク・タイムズを含む大手報道機関は、バイデン政権に訴訟を取り下げるよう求めていた。

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アサンジ氏は、2012年に英国のエクアドル大使館に亡命を申請し、強制退去させられるまでの7年間に渡って大使館建物に籠城した。当時、スウェーデンの女性に対する暴行事件をめぐって同国への身柄引き渡しの危機に直面していた。

2019年4月、英国警察は大使館から退去させられたアサンジ氏をスウェーデンの事件に関する保釈条件への違反と米政府の要請により逮捕。以来、英国の法廷で米国への身柄引き渡しをめぐる法廷闘争を続けていた。

Mashup Reporter 編集部
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