バイデン氏が民主党の候補者としてあり続けられるか、その存続が危ぶまれるなか、長らく共和党指導者の立場にあったケビン・マッカーシー元下院議長が、バイデン氏と歴代最高司令官の職場の違いについて語った。
3日、FOXニュースのインタビューに出演したマッカーシー氏は、バイデン大統領の周辺は本人の精神的な鋭敏さについて嘘をついていると主張。「私は4人の大統領と仕事をしてきた。執務室はいつも賑やかで、動き回っている」とした上で、ホワイトハウスで目にしたバイデン氏の様子を振り返った。
「バイデン氏の執務室は、最も静まり返った場所だ。誰も周りにいない。唯一あるのはクッキーだ。そこに行くと彼はいつもクッキーを差し出す。彼が取りに行くのだ」
「気が滅入る瞬間だ」と続け、「彼に会うたびに毎回違ったバイデン氏に遭遇する。それが彼ら(民主党)にとっては挑戦だ」と加えた。
この段階における撤退議論の高まりについて、「なぜなら、彼ら(メディア)がずっと嘘をついてきたからだ」と主張するとともに、対抗馬が定まらない中で副大統領候補を選ばなければならないトランプ氏は不利だと指摘した。
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「私が懸念しているのは、彼らは共和党全国大会まで待っていることだ。トランプ氏は副大統領候補をノミネートしておかなければならない。対抗馬が誰になるかを知っていれば、トランプ氏は異なる候補者を選べたかもしれない。彼らはそうした作戦を進めようとしているかもしれない」と語った。