オバマ元大統領は21日、大統領選からの撤退を表明したバイデン氏を「歴代大統領の中で最も重要」「愛国者であり最高レベル」と称えた。ただし、バイデン氏が後任候補として支持を表明したカマラ・ハリス副大統領に対するエンドースは明言しなかった。
オバマ氏はMediumの投稿で「ドナルド・トランプがホワイトハウスに返り咲き、共和党が議会の主導権を掌握すれば、彼が生涯戦ってきた全てのもの、民主党が支持しているものが危機にさらされる」と述べ、バイデン氏の決断は「愛国の証であり、真の公務員が自分よりアメリカ国民の利益を優先した歴史的な事例であり、次世代のリーダーも従うべき」と呼びかけた。
候補者選びのプロセスは、来月19日にシカゴで開催される民主党大会で、代議員の投票により新たな候補者を決める「オープン・コンベンション」を支持した。
「われわれは未知の領域を進んでいくこととなる。しかし、われわれの党の指導者は傑出した候補者を輩出するプロセスを創造することができると強く信じている。皆に機会を提供する団結した寛大で繁栄したアメリカというバイデンのビジョンは、8月の民主党大会で全面的に開示される。われわれは11月とその先に向けて、希望と進歩のメッセージを伝える準備を整えるだろう」。
最後に改めてバイデン夫妻への感謝を綴った。
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「ミシェルと私は、この危険な時期に巧くかつ勇敢にわれわれを率い、この国に成り立つ自由と平等の理想にコミットメントを捧げてくれたジョーとジルに、ただ愛と感謝の気持ちを伝えたいと思います」。
一方、ビル・クリントン元大統領とヒラリー・クリントン元国務長官は共同声明で「今こそカマラ・ハリスを支持し、全力で戦い彼女を当選させる時だ」と支持を表明した。