民泊サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」に、トランプ大統領が幼少期を過ごした家が登録され、話題となっている。
物件は、ニューヨークのクイーンズ区にあるチューダー様式の一軒家で、現在一泊あたり726ドルで宿泊することができる。間取りは、ベッドルームが5部屋に、バスルームが3.5部屋。定員は16人から20人と、大人数で宿泊できる。
説明によると、内装はトランプ氏が住んでいた頃からあまり変わっていない。キッチンは当時のままで、豪華な内装の数々は、トランプ一家の富を忍ばせるものだという。さらに、所々に大統領の写真が飾ってあるほか、リビングルームには、なんとトランプ大統領の大きなボードを設置。ホストは「深夜にFOXニュースを見る時のお伴に」と、ユーモアを交えて紹介している。
リビングに大統領の巨大ボード。大統領と一緒にニュースをチェック!
物件は1940年頃に不動産業を営む父親のフレッド・トランプ氏が建てたもの。5人兄弟の4番目の息子として生まれたドナルド・トランプ氏は、4歳までこの家で過ごした。当時、家族のほかに、お手伝いさんや運転手も一緒に住まわせていたという。
ホストは名前を明かしていないが、物件は昨年売りに出されており、12月に投資家のマイケル・デイビス氏(Michael Davis)が、投資物件として139万ドル(約1億5千万円)で購入。その後、1月にオークションに出され、現在のオーナーによって214万ドル(約2億3500万円)で競り落とされた。一ヶ月足らずで価値が1億円近く上昇した物件の競売劇は、メディアでも大きな話題となった。
なお、度々取りざたされる大統領とトランプ一家のビジネスの利益相反の問題に配慮したのだろう。説明には、ホワイトハウスやトランプ・オーガニゼーションと物件は無関係である、と明記してある。
現職の大統領が過ごしたという、Airbnbの中でも稀に見るお宝(?)物件。次回、ニューヨーク旅行の際に検討してみてはいかがだろうか。
Airbnb
物件名:PRESIDENT TRUMP’S CHILDHOOD HOME