レディー・ガガの父、ジョー・ジャーマノッタ氏は19日、Fox Newsの番組に出演し、トランプ氏への支持を表明した。
マンハッタンのアッパーウエストサイドでイタリア料理店を経営するジャーマノッタ氏は、「6年前は最高の年を過ごしていた。コロナ前のジョアンナ(店名)は、どの年よりも25%以上良かった」と振り返り、かつて、毎週店に運んでくれた顧客が、今では3週間毎になったと経済状況の変化を説明した。
両候補者の人物像について、トランプ氏は「癪に障る」が、「ピュアで愛国的」と評価。ハリス氏は「当選するために、ただ何でも言う人物。彼女の”隣の庭”について聞くのはウンザリだ」と不快感を示した。
ハリス氏は先週、フィラデルフィアの地元テレビ局WPVI-TVのインタビューで、「私は芝生を誇りに思っている人々が住む地域で育った」と中流階級の出身を強調する一方、インフレの抑制対策に関する質問については、回答を避けたとして、共和党支持者からは「討論会のセリフの使い回し」「私はインフレ対策を議論するとき、誰が素敵な芝生を持っているか考えている」と皮肉る声が上がっていた。
ジャーマノッタ氏は「人物で選ぶわけではない」と述べつつ、「安価な燃料や食料、低金利、経済重視、警察支持だ。警察に仕事をさせよう。いいかい、法と秩序だ。プロテスターに街や中小企業を破壊させるな。アメリカの雇用を維持する」とトランプ氏の政策に賛同を示した。
ハリス氏の発言は「理解できない。彼女は世間に関係なく、オポチュニティ・ゾーン(低所得地域の経済開発)について語っているだけ」と非難した。
選挙の重要な争点である移民問題に関し、「私が見る限り、侵略だ。もはや安全な国境はない」と語っている。
アッパーウエストサイドの理事を務めるジャーマノッタ氏は昨年、音楽学校の学生寮が移民用のシェルターとして利用され始めた後、住民の生活の質が低下したとして、警備や移民の監視を強化するよう、市長や市議会議員らに求めていた。