米大物ラッパー、カニエ・ウエスト(47)の妻ビアンカ・センソーリ氏(30)が2日、ロサンゼルスで開催された第67回グラミー賞授賞式のレッドカーペットに、裸同然の過激な衣装を披露。物議を醸している。
センソーリ氏は大勢のカメラマンの前で、まとっていたロング丈のファーのコートをするりと脱ぎ、全身シースルーのミニ丈ドレス姿を披露した。
授賞式をオンエアするレコーディング・アカデミーの動画には、顔と足の部分以外に大きなぼかしが入れられている。ネットに掲載された写真も、胸や下半身など広範な部分にモザイクがかかった状態だ。
YouTubeのコメント欄には「本物の男は、自分の妻にこんなことはさせない。彼は妻を愛していないし、妻を支配し見世物にしている。本当にうんざり」などの批判や、「この虐待的な状況から抜け出し、癒しを見出すことを祈っている」といった同情、「カメラを下ろしてその場を去るべきだった。恥知らず」とメディアへの不満も投稿されている。
シースルーのドレスは、アルバム「Vultures」の”レプリカ”とも伝えられている。カニエは今年、同アルバムの楽曲「Carnival」が、最優秀ラップソング賞にノミネートされていた。
アルバムのジャケットには、ジェイソン風の仮面をつけた黒装束のカニエの前に、ヒップがあらわになった”ほぼ裸”のセンソーリ氏が立っている。
夫妻はその後、会場に入ることなく車で走り去ったという。
授賞式では、そもそも夫妻の席は当初から設けられていなかった。ショーのエグゼクティブプロデューサーはPeopleに対し「われわれはフロントのVIPテーブルに着席するゲスト全員を把握している」と述べ、カニエは授賞式でパフォーマンスを行ったり、プレゼンテーターとして登場したりする予定はなかったと明かした。
予定していたとされる日本公演が、中止に追い込まれる可能性もささやかれている。
デイリーメールによると、カニエは今年5月に東京ドームで2公演を予定していた。しかし、グラミー賞での過激な衣装が投資家を「激怒させ」、「コンサートの資金を引き上げる可能性が高い」と伝えた。
関係者は同サイトに、彼はセンソーリ氏を「強制的に支配しており、許容できない」と非難。日本文化やこれらの行為に対する日本人の寛容性を「完全に誤解している。彼はもう歓迎されない」と指摘し、「この上なく気味が悪い」と感想を述べた。
ただし、本当に東京公演を予定いたか明らかではない。当サイトが東京ドームに問い合わせたところ、カニエのコンサートは現時点でブッキングされていない。
一部で警察沙汰に発展した可能性が報じられているが、TMZによると、レコーディング・アカデミーなどにセンソーリ氏の衣装に対する苦情は寄せられておらず、現時点で2人が警察の取り調べを受けているという情報はない。