31日、トランプ大統領はホワイトハウスで開いた記者会見で、長男ジュニア氏の元妻、ヴァネッサ・トランプとゴルフ界のスーパースター、タイガー・ウッズとの交際について心境を語った。
トランプ氏は「私はタイガーを愛しているし、ヴァネッサも愛している」と述べるも、すぐさま息子の離婚に言及。「息子との関係についてふと考えた。彼らはすばらしい関係だった。息子との関係は、魔女狩りによってひどく傷つけられたと思う。”ロシア、ロシア、ロシアだ”。何も知らなかったドンに彼らはひどい仕打ちをしたんだ」と当時特別検察官による捜査に発展したロシア疑惑のせいと主張した。
パワーカップルの誕生を最初に報じた英紙デイリー・メールによると、二人の交際は昨年の感謝祭以来続いている。同居はしておらず、フロリダのパームビーチで互いに20分ほど離れた場所に住んでいる。関係者によると、ヴァネッサ氏が週に数回ウッズ宅を訪れているという。
この報道後、ウッズは自身のSNSアカウントに二人で仲睦まじく写る写真を投稿し、交際中であることを明らかにした。
その後もトランプ氏は「ヴァネッサとドンは非常に良い関係だった」と繰り返し強調。「素晴らしい子供が５人いるのだ。みんなすごいアスリートで、すごい学生だ。彼らはかなり前に別れたが、私にとってとても悲しいことだった」と続けた。
長女のカイ・トランプは現在ウッズの二人の息子、サムとチャーリーと同じ高校に通っている。2026年にマイアミ大学に進学し、ゴルフチームに所属する予定となっている。
かつての義理の娘との交際については、ウッズ本人から報告を受けていたという。
「実際のところ数ヶ月前にタイガーから私に連絡があった」と明かし、「彼がそれについて私に話した」と説明。「私は”タイガー、それは良いことだ。私は嬉しい”と言ったんだ」と語った。
元モデルのヴァネッサ氏とジュニア氏が12年間の結婚生活に終止符を打ったのは2018年。トランプ家にとっては珍しく、「無争議離婚」だった。
モラー特別検察官から召喚状を受けるなどトランプ家は混乱の真っ只中だった。ニューヨークタイムズによると、離婚発表の前月、ヴァネッサ氏の母親の家に白い粉が送りつけられる事件があった。ヴァネッサ氏と母親は病院に搬送されたが、粉はコーンスターチであることが判明した。
ただし、夫婦の間柄はそれ以前から冷めていた可能性もある。
関係者によると、ジュニア氏は父親のリアリティ番組「アプレンティス」に出演したことをきっかけに、女性たちにちやほやされるようになったという。Page Sixは離婚当時、ヴァネッサ氏が3人目の子供を身籠った頃、ジュニア氏はアドバイザーを務めていた関連番組「セレブリティ・アプレンティス」の出演者オーブリー・オデイと浮気をしていたとする暴露記事を掲載。「ヴァネッサは、彼がオデイのために彼女を捨てるつもりだと告げられ、打ちのめされた」と報じた。
ジュニア氏の趣味であるハンティングも快く思っていなかった。ヴァネッサ氏が所属していたモデル事務所「ウィルヘルミーナ・モデルズ」の元マネージャーは、ニューヨークタイムズの取材に、ヴァネッサ氏は夫の狩猟に「乗り気」でなかったと説明。夫の趣味が社会的な問題に発展することを恐れて、「秘密にしておきたかったと思う」と語っている。