靴職人マノロブラニクのドキュメンタリー映画 米国で公開へ

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シューズデザイナー、マノロ・ブラニク氏(Manolo Blahnik)のドキュメンタリー映画「Manolo: The Boy Who Made Shoes for Lizards」が、15日(金)にニューヨークとロサンゼルスでプレミア上映される。

作品は、20-21世紀の最も偉大な靴職人の一人と言われるマノロ・ブラニク氏(Manolo Blahnik)の仕事や私生活などを紹介するドキュメンタリー。
米VOGUE編集長のアナ・ウィンターや、元米VOGUE編集者のアンドレ・レオン・タリー(André Leon Talley)、リアーナ(Rihanna)、フォトグラファーのデビッド・ベイリー(David Bailey)、デザイナーのジョン・ガリアーノ(John Galliano)、モデルのナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、ジュエリーデザイナーのパロマ・ピカソ(Paloma Picasso)などが登場する。

ブラニク氏の名を冠したラグジュアリー・シューズブランド「Manolo Blahnik」は、マリリン・モンローやダイアナ妃、ミシェル・オバマ元大統領夫人や、メラニア大統領夫人も愛用している。
大人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』では、主人公のキャリー・ブラッドショーが愛するシューズメーカーとして、度々登場する。

予告編(英語)

気になる本人の感想は?

米WWD紙は、8日(金)夜、作品を監督したマイケル・ロバーツ氏(Michael Roberts)とグレース・コディントン氏(Grace Coddington)の共著「GingerNutz」の披露パーティに参加していたブラニク氏に、映画の感想についてインタビューを行っている。

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「最初は素晴らしい映画のように思えるが、その後は、他の誰かに手を加えられて、完成したようになっている。でも、私はそれでいいと思っている。映画に出ている自分自身を見るのは好きではないけどね。
私は、後ろから撮影してほしいとお願いしたんだけど、それはダメだと言われた。撮影時は、横隔膜を損傷していて、(ステロイドの)コルチゾーンで治療中で大変だったんだ。私は、そもそも自己顕示欲の強い方ではないからね。それに年を取ってシワのある自分自身を見るのもつらいものだ。」と同紙に語っている。とにかく、映画の中の自分を見るのは、耐え難い経験のようで、マノロ氏は「拷問のようだ」と表現している。
監督のマイケル・ロバーツ氏は、ファッションジャーナリストで、ブラニク氏と50年間近く付き合いのある友人だという。監督がロバーツ氏ということで、信頼して映画の撮影を引き受けたものの、撮影は慣れないことも多かったようだ。「もう終わったこと。グッバイ。もう二度とないね。ほんとうに、もう二度とごめんだ〜。」と語り、映画の撮影はもう懲り懲りのようだ。

Manolo: The Boy Who Made Shoes for Lizards

監督:マイケル・ロバーツ(Michael Roberts)
2017年9月15日 米国公開 
89分
公式サイト

Osamu F. MahupReporter.com
福崎 治 / Mahup Reporter 運営・編集責任者。ご意見、ご要望はメールにてinfo@mashupreporter.com