かねてからニューヨーカーが心待ちにしていた小売店「ターゲット」(Target)ヘラルドスクエア店が20日、オープンした。店の向かいには、大手百貨店メイシーズがあり、多くの観光客やビジネスマンで賑わうミッドタウンでの初出店となる。
店舗は、1階と地下1階の2フロアからなり、売場面積は13,000平方メートル。郊外型店舗よりは、小規模なスペースとなっているが、ミッドタウンの中心地とあり、サンドイッチなどの軽食から、生鮮食品、アルコール類、衣類、文具、コスメ、玩具、インテリア雑貨、薬局、土産品など、幅広いアイテムが揃う。オープン初日は、朝から通勤客や買い物客など大勢の人で賑わった。
気になるお土産商品は
1階は、ローカルアーティストのコラボレーション商品や、お土産品の他、サンドイッチや飲み物、スナック菓子などのテイクアウト食品が揃う。
ニューヨークのイラストレーター、ジュリア・ロスマン(Julia Rothman)さんのコラボレーションアイテム。子供服を中心に親子でコーディネートできる洋服や小物が揃う。
お土産品も充実。NYロゴの入ったマグカップからグラス、トートバッグ、キャップ、Tシャツ、ヨガマットなどを販売する。
ターゲットの人気キャラクター「ブルズアイ」の限定ぬいぐるみ
地下1Fには、牛乳やフルーツ、パンなどの生鮮食品や冷凍食品、アルコール他、文具やインテリア雑貨、衣料品などの生活日用雑貨を販売。
ハロウィングッズなど衣装や、アメリカならではのグリーティングカードなど季節ものアイテムもおすすめ。
ニューヨーク発のおしゃれ髭剃りブランド「HARRY’S」(ハリーズ)は、男性に喜ばれるお土産。
レジコーナーも特徴的だ。忙しいニューヨーカーのため、16台のセルフレジが備え付けられている。
小規模戦略でNYでの店舗を拡大
ターゲットは2016年、クイーンズのフォレストヒルズに、従来よりも小規模スペースの店舗をオープンして以降、小型店の出店を進めている。2018年以降、ロウアーイーストサイドのクリントンストリート、イーストヴィレッジの14ストリート、ブルックリンのミッドウッド、ヘルズキッチン、クイーンズのジャクソンハイツにオープンを予定している。
カプリコーン・アセット・マネジメントのジェーソン・リッチャー氏(Jason Richter)は、anNewYorkのインタビューに対し、ターゲットは、ウォルマートなどの大型チェーンストアの出店を排除してきたニューヨークに、洗練されたイメージの小規模店を開店させることで、拡大していると話している。
商品の選定なども考慮されており、都会に適合した数少ないビッグボックス店の一つだと説明。小規模店は、都会でビジネスを行う上で、高騰する家賃やその他のコストにも、慎重に対応することができると述べた。
ヘラルドスクエア駅から徒歩1分、朝7時から夜12時までの営業時間とあって、観光客と地元客にとって、重宝すること間違いなしのお店になりそうだ。
TARGET Manhattan Herald Square
112 W 34th St New York, NY 10120 地図
営業時間:7am-12am
https://www.target.com