18日、米家電量販店のベストバイと米アマゾンは、アマゾンのファイアTV機能を内蔵した次世代スマートテレビ「Fire TV Edition Smart TVs」の販売で提携することを発表した。
新型テレビは、東芝またはベストバイのプライベートブランドのinsignia製の4Kおよびハイビジョン型を10モデル以上を投入する予定で、今年の夏以降、米国とカナダで、ベストバイが独占的に販売を行う。
製品には、アマゾンファイアTVが内蔵され、ネットフリックス、アマゾンプライムビデオ、HBO、PlayStation Vue、Huluなど、ストリーミングサービス各社の映画やドラマシリーズを視聴できる他、音声認識AIアシスタントのアレクサが含まれ、Echoデバイスを通じて声でリモートコントロールが可能だという。
米国では、夏から東芝製の販売をスタートし、年内にモデルを順次追加していく。ベストバイの店舗または直営オンラインストア bestbuy.comで販売する他、ベストバイとしては初めてAmazon.comで第3者セラーとしての販売を行う。カナダでは今年後半から購入が可能になるという。価格帯は現在のところ不明。
提携が発表された水曜日、ベストバイの株価は4%上昇した。一方、ディズニーのESPN+とストリーミング配信における提携を先日発表したRokuの株価は約7%ダウン。ベストバイは、今後ROKUのオペレーティングシステムを内蔵するInsigniaテレビの生産を終了するが、ROKU内蔵の他社製テレビやRokuデバイスの販売は継続する予定だという。
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