6月1日より、ニューヨーク市におけるタバコ1箱あたりの最低価格は、10.5ドル(約1,200円)から13ドル(約1,500円)へと引き上げられ、全米最もタバコが高い都市となった。
法案は、昨年8月に成立したもので、ドラッグストアでの販売を禁止したり、販売ライセンスを半減させたりするなど、タバコを購入できる場所を減らす条例も含まれる。
値上げにより喫煙者は減少
成人のたばこ喫煙者率は、2002年の21.5%から、2016年に13.1%まで減少したが、現在もまだ約85万人の喫煙者が存在する。
青年の喫煙者は2001年から2017年の間に約70%減少したが、現在1万5千人が喫煙している。
ニューヨーク市では、タバコの喫煙が原因とみられる死亡者数が、毎年1万2千人と試算されている。市は、2020年までにさらに16万人の喫煙者を減らしたいとしている。
メアリー・バセット(Mary Bassett)保健局長は、「値上げすることで、喫煙者が減少することが歴史的に証明された。ニューヨークは、タバコの値段が全米で最も高い都市となり、大変気持ちが高まっています。今こそタバコを辞める時で、市はそのためのプログラムも用意していると声明で述べた。
現在ニューヨーク市では、歩きタバコを禁止する法案が提出されている。