トム・クルーズ(Tom Cruise)主演の最新作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」(Mission: Impossible — Fallout)は、全米公開2週目の興行成績が3,500万ドル(約38.5億円)を記録し、2週連続全米ボックスオフィス1位を獲得した。
オープニングの週末は、北米で6,123万ドル(約68億円)、北米以外では92万ドル、全世界合計で1.55億ドル(約170億円)の興行収入となり、1位を獲得。シリーズ作品としては、北米および海外共に最も最高となる成績となっている。出口調査のシネマスコア(CinemaScore)ではA評価となっており、こちらもシリーズ最高の評判だ。
VARIETYによると、現在4,395スクリーンで上映されており、オープニング週の6,120万ドルからの下落率は43%にとどまっている。2015年公開の前作「ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション」(Mission: Impossible — Rogue Nation)を超える好成績を記録している。
ミッション:インポッシブルを配給するパラマウント映画は、4月公開のジョン・クラシンスキーとエミリー・ブラント主演の「クワイエット・プレイス」(A Quiet Place)、ダイアン・キートンとジェーン・フォンダ主演のコメディ「ブック・クラブ」(Book Club)などヒット作が続いている。今後公開されるティファニー・ハドソン出演の「Nobody’s Fool」や、トランスフォーマーシリーズの「バンブル」(Bumblebee)などにも注目が集まっている。
プーさん映画 中国での公開禁止も
先週末のディズニー映画「プーと大人になった僕」(Christopher Robin)は、3,602スクリーンで上映され、オープニングの興行成績は2,500万ドル(約27.5億円)を記録し、2位となった。
A・A・ミルン(A.A. Milne)の子供向け小説「クマのプーさん」を題材にした実写映画で、ユアン・マクレガー演じる中年になったクリストファー・ロビンと、プー、ピグレット、ラビット、タイガーらとの再会と交流を描く、大人も楽しめるノスタルジックで、ハートウォーミングストーリー。シネマスコアではA評価、ロッテントマトでも67%の批評家がポジティブな評価をつけている。
ディズニーの配給担当キャサリン・タフ(Cathleen Taff)氏は、中国での「プーと大人になった僕」は公開が禁止されたとFOX NEWSに語った。理由に関しては、公表されていないが、ブロガーらによって習近平国家主席のパロディとしてプーさんが使用されており、政府によってプーさんの画像などの閲覧が禁止されている。世界第2位の映画市場となる中国での公開禁止は、全世界での興行成績に大きな影響を与えそうだ。