ニューヨーク生まれの伝説のロックバンド、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの企画展「The Velvet Underground Experience」が、10月10日よりニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジ(住所:718 Broadway)で開催される。
この企画は、2016年4月にパリのフィルハーモニー・ド・パリ(Philharmonie de Paris)で開催されたもので、当時約65,000人以上を動員した。
写真やポートレイトの展示ほか、この企画展のために製作された映画やビデオの上映、ライブコンサートやワークショップなどを実施する。
展示作品には、ナット・フィンケルシュタイン(Nat Finkelstein)ら著名なフォトグラファーによって撮影されたルー・リード(Lou Reed)やジョン・ケイル(John Cale)、スターリング・モリソン(Sterling Morrison)、モーリン・タッカー(Maureen Tucker)、ニコ(Nico)のほか、詩人アレン・ギンズバーグ(Allen Ginsberg)、イーディ・セジウィック(Edie Sedgwick)、アンディ・ウォーホル(Andy Warhol)、ダニー・ウィリアムス (Danny Williams)など60年代のニューヨークのアイコンを見ることができる。
ニューヨークの展示会では、バンドが大きな影響を及ぼしたと見られる米国のアーティスト、ニューヨークの写真家ロバート・メイプルソープ(Robert Mapplethorpe)、ブルックリン生まれの画家バスキア(Jean-Michel Basquiat)、写真家ナン・ゴールディン(Nan Goldin)、映画監督ガス・ヴァン・サント(Gus Van Sant)のほか、初期のパトロンとして知られるウォーホルにも焦点を当てる内容となる。
ウォーホルによるバナナのイラストで知られるファーストアルバムのジャケットも、メンバーのサイン入りが展示される。
開催場所にもこだわり
1965年、ロウアーイーストサイドのロフト(56 Ludlow St)に集ったバンドは、ファーストアルバム、「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ」(The Velvet Underground & Nico)を生み出した。
展示会のキュレーターの1人、Christian Fevret氏は、ニューヨークでの開催を熱望していたという。4月にチェルシーでの開催を予定していたが、バンド発祥の地に近いグリニッジヴィレッジでの開催に変更したとニューヨークタイムズに語っている。展示スペースは、12,000平方フィートの2フロアで、1度に300人が入場できるスペースだという。
The Velvet Underground Experience
期間:2018年10月10日-12月30日
月曜休館
火-金:12PM-7PM
土・日:11AM-6PM
チケット発売は、8月17日の午前10時より
718 BroadwayNew York, NY 10003 地図
公式サイト
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