3週連続で週末の興行収入1位を獲得していた「クレイジー・リッチ!」(Crazy Rich Asians)に代わり、7日に北米公開がスタートした死霊館シリーズのスピンオフ映画「死霊館のシスター」(The Nun)が週末(9/7-9/9)の興行収入5,350万ドル(58億8,500万円)で、1位に輝いた。
記録は、これまでのシリーズ中最高で、北米の9月公開の映画としては、昨年公開の「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」(IT)に次ぐ史上2番目となる。また、R指定映画としても、「IT」に次ぐ、史上2番目の記録となる。
ワーナーブラザーズの国内配給部門トップのジェフ・ゴールドスタイン氏(Jeff Goldstein)はVariety誌に「複数の試写会を通じて予想は高かったが、この成績は期待を超えるものだった」と喜びを語った。
トップの座を譲った、ワーナー配給の『クレイジーリッチ』の週末の興行収入は1,360万ドルで、国内における累計収入は1億3,600万ドルとなった。ワーナー映画は8月の「MEG ザ・モンスター」(The Meg)以来、5週連続で一位を獲得。また、4週連続で1位と2位を独占しており、一社が上位2位を独占する連続記録としては25年ぶりとなる。
『死霊館のシスター(原題:The Nun)』あらすじ
作品はシリーズの過去を描くもので、「死霊館 エンフィールド事件」の悪魔のシスター、ヴァラクが登場する。
時代は1952年、ルーマニアの修道院でシスターが邪悪な力に襲われ、首釣りによる自殺をはかる。この死の原因の解明にバチカンは、バーク神父(デミアン・ビチル)と見習い中のシスターであるアイリーン(タイッサ・ファーミガ)を修道院に派遣する。先導役に、シスターの遺体を発見したフレンチー(ジョナ・ブロケ)が加わり、3人を中心に話は展開していく。調査を進める3人に次々とヴァラクによる邪悪な力が襲いかかる。やがて3人は暗黒時代にバチカン軍が封印した修道院に隠された恐ろしい悪の存在と、悪魔を封印する方法へとたどり着く。そして、修道女が命を絶った理由も。強力な悪の力を再び封じ込めるべく、3人はヴァラクとの決戦に挑む。製作は第1作と続編の監督であるジェームズ・ワンが務め、監督にはコリン・ハーディが就任。脚本は「IT/イット “それ”が見えたら、終わり。」やシリーズ作「アナベル 死霊館の人形」のゲイリー・ドーベルマンが務めた。
公開情報
監督:コリン・ハーディ
脚本:ゲイリー・ドーベルマン
製作:ジェームズ・ワン
出演:タイッサ・ファーミガ、デミアン・ビチル、ジョナ・ブロケ、ボニー・アーロンズ他
配給:ワーナー・ブラザーズ
日本では9月21日から公開予定。