米賭博協会(AGA)が発表した調査結果によると、今年のスーパーボウルへの賭け金総額は、昨年より26%増加し、60億ドル(約6,500億円)となる。
第53回スーパーボウルは2月3日、アトランタのメルセデス・ベンツ・スタジアムで開催。ニューイングランド・ペイトリオッツとロサンゼルス・ラムズが対戦する。
さらに調査では、米国成人の10人に1人、2,270万人が賭けをする予定であることがわかった。回答者のうち52%がラムズに、48%がペイトリオッツに賭けると回答している。
スポーツ賭博合法化の状況
昨年5月、米連邦最高裁判所は、スポーツ賭博を禁じた1992年の連邦法「プロフェッショナル&アマチュア・スポーツ保護法」(Professional and Amateur Sports Protection Act、PASPA)に関し、6対3で違憲とする判決を下した。
FOXニュースによると、昨年のスーパーボウルでは97%が違法賭博だったが、最高裁判決後、ニュージャージー州など8州がスポーツ賭博を合法化したため、違法賭博の割合が減少することが期待される。AGAの調査では、今年のスーパーボウルで違法な賭博を予定する人数を180万人としている。
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AGAのビル・ミラー(Bill Miller)社長兼最高経営責任者(CEO)は「米国において、合法かつ規制されたスポーツ賭博への関心は、今までになく高い。」と声明で述べた。